【解説】David Wilcock著The Source Field Investigations: the Hidden Science and Lost Civilizations behind the 2012 Prophecies (2011)の最終章DISCLOSUREから、前回に追加して抄訳した(pp.439-447)。この部分は特にETやUFO、クロップ・サークル(ミステリー・サークル)について述べている。前回の分The Source Field Investigations(根源の場の研究pp.451-462)とともに、差し迫った2012.12.21と集団アセンションの意味を知る上で役に立つと思う。

 

The Source Field Investigations

 (根源の場の研究 pp.439-447)

Disclosure
……………
Dr. Steven Greerは、UFOやETが直接扱われる極秘のプログラムに直接かかわった560人以上の証言を集めるのに、たゆみなく働いてきた。Disclosure(秘密の公開)とは、世界各国政府がUFOについての知識の秘密保管記録――そこから得た科学技術も含めて――を公開し、ETたち自身を我々に直接紹介さえするかもしれない、仮説的な時期を指して、グリアやその他の人たちが使っている言葉である。我々は本当の透明性の獲得へ向かって一歩一歩近づきつつあり、各国政府は、これまで極秘にしてきた、こうした遭遇に関する資料をますます公開するようになってきた。彼らはそういったものを長年隠してきたが、それは明らかに、世界的に恐怖が蔓延するきっかけとなるのを恐れたからである。しかし私は、黄金時代が近づくとともに、大衆の反応は、混乱や恐慌でなく、畏敬と受容に変わっていくだろうと思う。我々に必要なのは国会への招喚だけである。グリア博士の証人たちは、国会での開かれた公聴会で、自分の知っていることを正確に証言する用意ができている。私は幸運にも、2001年5月10日に行われた国会議員と政府要人のための、グリア氏の「非公開高官ブリーフィング」に出席させてもらったが、その時の部屋のムードは緊張と興奮に満ちたものだった。最も中心に立った証人はClifford Stone 軍曹で、彼は事故機の回収計画に携わっていたとのことだった。彼はこの任務遂行中に目撃したことのために深い心の傷を負っていて、泣き出してほとんど満足に発表ができないほどだった。興味ある多くのデータの一つとして、ストーン軍曹は、現在地球を訪問している、57種類の地球外知的生物を説明した現場マニュアルを所持していることを明らかにした。これら57種類のそれぞれは、見たところ人間と変わらず、違いがあったとしても、地球の人間とわずかな顔立ちの違いがあるだけだった。
 グリア博士の仲間の他の何人かは、直接のETの介入によって、核ミサイル装置のパワーが低下したことや、飛行中のミサイルが現実に不能になり、地面に衝突したときには完全に放射能が消えていたことなどを報告した。この人たちや更に多くの証人が、2010年9月27日、ナショナル・プレス・クラブでの大きな公開会議にやってきて、主流メディアの大々的な記事となった。軍-産複合体は、これらのパワーダウンを敵対行為と見るほかはなかったが、別の同じくらい正当な見解は、我々は、我々の遠い昔の親戚たちによって、核ホロコーストから守られているというものだった。これらの訪問者は、古代のさまざまな文化における天使や神々の多くの報告の元だったのかもしれず、我々は今、真の家族再会の始まりを迎えようとしているのかもしれない。

ミステリー・サークルの制作者たち

2009年10月20日、イギリスの「テレグラフ」紙は、ある警官が、ブロンドの髪をして背丈6フィート以上の3人の男たちが、あるクロップ・サークル[ミステリー・サークル]の近くで計器を読んでいるのを見た、という話を載せた。警官は静電気のような高い音を聞いた。そしてこのパリパリという音は畠全体を通り抜けていき、作物を静かに動かしているようにも見えた。彼はこの3人の男に向かって大きな声をかけたが、彼らは彼の声が聞こえないようだった。しかし彼が畠に入ったとき、彼らは一斉に振り向いて彼を見つけ、逃げ出した。

彼らは私が見た誰よりも足が速かったです。私も遅い方ではないが、彼らはあまりにも速かった。私は一秒ほど目で追いかけ、振りかえってもう一度見たときには、もういませんでした。

 同じような事件が2009年3月22日、イギリス政府が大量のUFOファイルを公開したあとで起こっている。また1989年11月20日、ある匿名の女性がサフォーク州ワティシャムの英国空軍基地へ電話し、彼女が犬を散歩させていたときの不思議な体験を報告してきた。彼女は、「スカンジナビア風のアクセントをもち」、飛行服のような薄茶色の服を着た男に出会った。彼は彼女に、麦畠に現れる大きな押しつけられた円のことを何か聞いているかと訊ねた。10分間の会話の間に、この男は、自分が地球に似た他の惑星からやってきたこと、自分のように地球へやってきて、このような図形を描いている他の者たちがいることを話した。これらの訪問者は友好的な目的でここへ来るのだが、「彼らは人間たちがこれを脅威と感じないように、人間とは接触しないように言われている。」どうやら彼は、我々と接触しないように命じたのは誰なのかを言わなかったらしい。この女性は「完全に恐怖を覚え」、家に向かって走ったが、そのとき、背後に「大きな騒音」が聞こえ、大きな球形の物体が白っぽいオレンジ色に輝きながら、木立の後ろからまっすぐに上昇するのが見えた。英国空軍の係官は、この女性が一時間も話したと言い、正真正銘の体験を語っているものと確信した。
 Crop Circle Connectorというウェブサイトは、1978年以来イギリスで起こったすべての図形形成と、世界中の多くの記録を保管している。わずかの料金で、あなたはこの厖大な資料を探索することができ、我々が論じてきたような3次元の幾何学模様を示す、多数の図形にあなたは驚嘆するであろう。たしかに偽物とわかる図形もあるが、私はサークル制作者たちがこれらの図形によって、我々が「黄金時代」に移行するのを助けるための、さまざまの象徴的メッセージを送っているのだと感じている。私にとって最も説得力ある一つの図形は、2008年7月15日にウィルトシャー州Avebury Manorに現れたものである。この模様は、同じ領域にあるストーンヘンジに似た、立ち並ぶ石柱の北西部分に直接隣接する部分に現れた。ここに見られるのは、我々の太陽系の明瞭な、間違えようのない図形であり、真ん中の太陽を表す大きな平たくされた円が、惑星軌道を表す一連の円環に取り囲まれている。これらの円環の一つひとつに小さな円があり、それぞれの惑星の正確な位置を示している。Andreas Muller とRed Collieの二人が別々に、天文学ソフトウェアを使ってこの図形を分析し、この並びが、我々の未来の特定の日、2012年12月21日を表すものであるという結論を出した。

クロップサークル1

 もちろん、ある特定の図形が本物であるかどうかを確かめるすべはない。巧妙な偽物がよく現れている。しかし、1200年ほど前にAgobardによって描かれたクロップ・サークルもまた、偽物作りのやったことだとは考えられず、また1600年代にRobert Plotが克明に記録した麦畑の図形が、偽物作りの仕業だとは私は考えない。私は2010年8月に、この現象を自分で目撃しようとイギリスへ行き、4つの異なった図形の中を歩いてみた。最も私の注意を引いたのは、これらの図形の一つひとつが丘の斜面に描かれていたことで、地形のために、図形の全体を、地上のどの一点からも見ることができないことだった。模様はすべて空中から見下ろすようにデザインされており、ある場合には、これら地上の幾何学模様は、空から正しく見えるようにわずかに引き延ばされていた。地上では、これらの図形が実際には何に見えるのか見定めるのは困難であり、しかも本物は一夜にして現れるのである。

クロップサークル2

 1996年7月、一つの完全な「ジュリア集合」パターンが、真っ昼間、午後5時半と6時15分の間に、ストーンヘンジのすぐ近くに現れた。これは151個の円からなっていた。蠅が麦に付着し羽が溶けた状態になっているのが発見された。通常より76パーセント高い放射能レベルが観測されたが、不思議にもすぐ後でそれはなくなった。麦の軸の成長節は、マイクロ波照射の効果に一致して、しばしば引き延ばされ、その細胞には極小の穴が現れる。これはマイクロ秒、熱フラッシュを浴びたことを物語る。植物のあるものには、それを覆う薄い炭素の層があらわれる。クロップ・サークルの90パーセントは帯水層(aquifer)の上に形成されるが、これは地中から水を引き上げて、作物が火傷しないようにする科学技術があることを示唆する。電気計器はしばしば図形の内部では働かなくなり、磁気コンパスは異常な読みを拾うことがある。2つの異なった実験において、クロップ・サークル内部で、時間の進み方がわずかに変化するのが観察されている。
私はまたHugh Manistre の著書Crop Circles: A Beginner’s Guideと、David Prattの論文Crop Circles and their Messageを強く推奨する。後者には多くのユニークなデータに加えて、いろんな種類の大きな写真が載っている。プラット論文の第1部で、我々はクロップ・サークルの下の土壌は、通常よりはるかに密度が小さく、より乾いており、結晶化が増加して、異常な純鉄の微小球が現れることを発見する。若い麦で実がまだ形成中の場合は、実(種子)は成長が止まりうまく発芽しないが、一方「十分に形成された実をもつ成熟した植物では、実はしばしば驚くべき活力の増加と、通常の実の5倍の成長率を示す。」
第2部でプラットは、光の球や円盤や円柱が、クロップ・サークルが現れたときの領域の上に見られるという、多くの報告があることを明らかにしている。数十人の人々が、クロップ・サークルの現れる前に、甲高い、震えるような騒音を聞いている。およそ70人の人々が、まさに彼らの目の前でクロップ・サークルが形成されるのを目撃している。彼らの報告によると、その全過程は非常に敏速で、10秒から20秒しかかからず、ある場合には(全部ではないが)それが起こっている間、大気圏に、目に見えるつむじ風が現れるようである。

1981年7月のある晩、Ray Barnesは、ウィルトシャーの穀物の頭上を動いている波または線を目撃した。その線は円弧をなして畠を横切った後で、地面に落ち、半径75フィートの円を時計方向に、約4秒で、シューという音を伴って一気に描いた。作物はあたかも巨大なフラン・カッターで切られたように、きれいに倒れ、全く跳ね返る様子を示さなかった。

2008年7月15日に現れた、2012年を示す我々のクロップ・サークルに話を戻すことにしよう。エイヴベリーのこの畑の持ち主は腹を立てて、トラクターでその図形の上に3本の線引いてこれを壊そうとした。するとサークル制作者がまた戻ってきて、太陽系の図と同じくらいの大きさのもう一つの円を、元の絵のすぐ横に描いて一連の修正をした。この2番目の円は内部が完全に空白だが、いくつかの奇妙な小さな絵がその回りに描かれている。

クロップサークル3

2009年に私が話をした会議で、Dr. Beverly Rubikは、これらの小さな象徴的な絵は、いろんな種類の細胞小器官に似ていると指摘した。だとすると大きな円は細胞膜かもしれないが、この場合内部には何もなかった。その意図された意味に自信をもっている者は誰もいないが、この象徴画は、2012年12月21日以降、生物にある種の基本的な変容――チベットの「虹色の身体」伝説に近縁の――が起こり始めるかもしれないと示唆しているのかもしれない。私がそれ以上に興味深いと思ったのは、サークル制作者たちがこれと同時に、太陽系の図形の太陽の直径を大きく――金星の軌道にまで――広げたことである。これは2012年12月21日が、すでに太陽系に起こっているこの深いエネルギー的変化の、新たな始まりとなることを示すものかもしれない。
 クロップ・サークルはまた、「根源の場」内部のタイムトラベルの基準点として用いられているのかもしれない。それらは古代の渦ポイントや遺跡のすぐ近くに現れることが多く、これは時-空を通ってきょうこの日まで旅をするための門(portals)の役目を果たしているのかもしれない。どんな図形がいつ、どう現れたかについて包括的な記録を取っていれば、異なった時間点の広大なデータバンクをさっと見渡すことも可能だろう。あなたが探している図形を一目見れば、あなたはその時間点の中へ入っていくことができる。これは、あなたが訪問したいと思う時間の特定の窓を確かめるプロセスを、劇的に単純化するかもしれない。

 

2012年問題参考資料INDEX