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ダーウィン理論と有害な「社会ダーウィニズム」を結びつける 新しいTVドキュメンタリー

ENV
September 14, 2010

最近「新無神論者」と呼ばれる著者たちによって火のついた論争において、信仰を叩く側も弁護する側も、少なくとも一つの点で合意している――すなわち思想には結果 が伴うということである。特に論争の激しい思想であるダーウィン進化論――無神論の支柱――が、ケーブルテレビで放送される挑発的な新しいドキュメンタリーの主題となる。

「ダーウィンは何を仕出かしたか?」(What Hath Darwin Wrought?)は、この進化論の生みの親と、優生学、人種差別 、さらにはナチ・イデオロギーとの関係を示している。ディスカヴァリー研究所の学者ジョン・ウェスト、リチャード・ワイカート、デイヴィド・ベアリンスキーが、テレビ司会者Todd Frielとのインタビューで、その歴史的背景を提供している。

「政治的に公正な見解は、社会ダーウィニズムはチャールズ・ダーウィンや彼の生物学的理論とは何の関係もないというものだ」と、このTV特別 番組で特に脚光を浴びた本を書いたジョン・ウェスト博士は言う。「しかしダーウィン自身の仕事は〈社会ダーウィニズム〉に満ちみちていて、実はそれは応用ダーウィニズム以外の何ものでもない。ダーウィン的思考の影響は、まさにここアメリカ合衆国で最も恐ろしい働きをしている。」

「ダーウィンは何を仕出かしたか」は、そのフィルムの一部が、進化論的に不適とみなされた女性の強制不妊処置が行われた場所で取られている。それは100年にもならない昔、カリフォルニアでのことだった。このドキュメンタリーは、いかに社会ダーウィニズムが、プリンストン大学の生命倫理学者Peter Singerのような、今日の知識人で活動家の考え方に影響を与えたかを論証している。シンガーは、「我々のなすべきことはただダーウィンに追いつくこと」という根拠のもとに、障害をもって生まれた人間の子供を殺すべきだと主張する。

『アメリカのダーウィン記念日』を書いたウェスト博士は、「ダーウィンの思想は現代における最も残酷で有害な社会的・政治的運動のいくつかに刺激を与えた。そのことだけでダーウィニズムが間違いだとは言えない。しかしそれは誰でも考え深い人には、この理論を真剣に批判的に捉えるべき十分な理由を与えるものだ」と言っている。

「ダーウィンは何を仕出かしたか?」は今、www.whathathdarwinwrought.comでDVD版を購入することができる。

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