自己中心の文明がめでたく滅びる日

平和統一NEWS 51号(2012/12月号)
渡辺 久義

 いよいよ我々地球上の全員が一斉に「死ぬ」ように予定された2012年12月21日が、あと3週間となりました。おめでとうございます。どうぞ下手に神に抗ったりせず、自然に任せて広い心で死んでくださいますよう、心からお願い申し上げます。…というようなことを本気で言うのは日本では私一人かもしれないが、私は当たり前のことを言っている。次元を高めた「黄金時代」を迎えるのに、一旦死んで区切りをつけることもなく、このままずるずると新時代に移行できるなどと考えるのはムシがよすぎる。「死なんとする者は生き、生きんとする者は死ぬ。」当たり前のことだ。3次元世界を脱すべき時に3次元世界にしがみついておれば、却って苦しむのは当たり前だろう。
 私がこの問題についてここに書き始めた数ヶ月前、アメリカはあたかもヒトラーとスターリンが一緒に現れたかのようで、戒厳令発令の前夜のような雰囲気だと、私は書いたり話したりした。実際これは今でも、FEMAなどのキーワードで検索してみれば、いくつか和訳付きのユーチューブが残っていて、何かとてつもなく恐ろしいことが起こりそうな様子がよくわかる。しかしその後アメリカで、強制収容所が満員になったとか、ロシアの傭兵による大量虐殺があったとかいう話を聞かない。結局あれは何だったのだ、ひょっとしたらあれは全くのデマで、私などはそのデマに踊らされていたのではないか、と思う人があるかもしれない。
 これはそうではない。これは彼ら悪の勢力――世界人口を5億に減らそうなどと本気で企む陰謀団――とこれを阻止しようとする勢力のバランスが崩れて、悪の側が次第に不利になってきたことによるようだ。そしてこれを決定的にした「事件」があるらしい。以下、デイヴィド・ウィルコックに語ってもらう――
 「神の介入が今、劇的で前例のない規模で、世界的に起こっている。これによって戦争機械の完全な、組織的な不能化が、あらゆるレベルで起こりつつある。銃は発火せず、ラジオや衛星による通信システムは使えなくなりつつある――それらが最も必要とされるときに。飛行機も戦車も発進できないだろう。爆弾は爆発しないだろう。もっと驚くべきことは、何十もあった地下基地が2011年8月23日以降、完全に空き家になっていることだ。」
 また別のところでこう言っている――
 「2011年8月に始まって、世界中の多くの基地が、丸裸の壁を残して、すべて完全に忽然と消された。これは『一者の法則』が、救済は〈1981年から30年後〉に起こると予言した正確に同じ年である。この一連の不気味な出来事についてのインサイダーのデータは、ことのほか良いものだった。それはインサイダー共同体に、信じられぬショックの波を引き起こした。」
 ここで「消された」と訳したのはportaled outである。Portalは一貫して「異次元への門」という意味に使われているから、これは「異次元へ移された、神隠しされた」という意味に違いない。これを最初の引用文では「神の介入」と言っているわけだが、これは正確には神ではなく、地球人と通信(いわゆるチャネリング)している、6次元の世界に住むという地球外人(ET)のことである。彼らは、地球や地球人の保護と守護を託された者だと言い、創世記で「命の木の道を守らせられている」と言われるケルビムのことであるらしい。この通信の内容がThe Law of Oneという5巻の本にまとめられ、アマゾンなどで入手できる。この本とは別の、2011年12月1日になされたウィルコックとの通信の中では、この地球外文明人はこう言っている――
 「なぜなら私たちは、あなた方がこの過程をできるだけ楽に通過することができるように、この偉大な幻想の私たちのレベル内で、可能な限りの努力をしているからだ。あなた方の存在地平の内部の、あの否定的勢力は、戒厳令や強制収容所や地球規模の圧政の実現を企んできた。にもかかわらず彼らは失敗した。」
 これによって、このような超自然的な方法で、我々地球人を保護すべく介入したのは、我々より科学技術的にも道徳的にもはるかに勝れたETであることがわかる。ウィルコックによれば、こうしたETやUFOに関する情報のディスクロージャー(秘密の公開)が着々と進行中だという。
 こんなことを聞いて、ただ目を白黒させるだけの人々が多いだろうとはおよそ察しがつく。それだけならよいが、こういったことを頭から軽蔑して一笑に付する人々もかなりいるだろう。それで済めばよい。いずれすべてが明らかになる。「2012年12月21日以後は、神に近づくことがより容易くなる」とか「世界が100倍もより調和的になる」とか言われているから、何が起こってそうなるのかはわからないが、楽しみに待つことにしたい。少なくとも、これまでのような唯物論帝国で押し通せるような話ではない。
 しかし、メディアや学界や政府といった主導組織が「先進国」で最も頑迷なのは間違いなく我が国だから、最もアセンションの難しいのは日本人だろうと推測される。どうか心ある方々は、せめて「創造デザイン学会」の最新情報で、今世界がどうなっているのかの、およその把握はしておいていただきものである。この事実を踏まえることなしに、世界情勢の分析などできないはずである。

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