ロンドン・オリンピック

平和統一NEWS 47号(2012/8月号)
渡辺 久義

 これを書いている時点で、ロンドン・オリンピックの開会が明日に迫っている。このオリンピックが無事終わってくれることを祈るが、ここには不穏な空気がかなり前から漂っていることは、事実として知っておかねばならない。メディアは当然ながら、テロへの警備の異常な物々しさ以外には何も伝えないが、インターネットの世界では、相当の証拠をあげて、何か恐ろしいことが起こる可能性があることを警告するサイトがかなりある。
 これらはその大半が、人を怖がらせようといったタチの悪いものでないのは明らかなので、そのいくつかを紹介する。その根拠の一つは、半ば公然とした、人を食ったテロの予告である。これは9.11テロがすでにそうであった。「イルミナティ・カード」という330枚からなるという遊びのカードがあり、この中の2枚がまぎれもなく、9.11のツインタワー攻撃とペンタゴン攻撃の様子を描いている(illuminati cardsを検索すれば最初に出てくるから、いやでも目に入る)。このカードが発売されたのが1995年だというから9.11の6年前であり、このテロは早くから計画されていたものと考えるほかはない。この中にもう1枚、「ビッグベン」らしい時計台が攻撃されて倒れかかっているのを背景に、五輪の色の服を着た5人の人物を配した絵がある。これもテロ予告かと誰でも考えたくなるだろう。
 「人を食った」話は特に、9.11の起こる少し前に、イルミナティ代表ともいえるニック・ロックフェラーが、映画監督のアーロン・ルッソに得意げに語った予言がそうだ。ロックフェラーはルッソ監督に、近いうちにある大事件が起こるから見ているがよい(何とは言わなかった)、これがきっかけとなってアメリカ兵がアフガニスタンやイラクに侵攻して、敵の大将がいそうな洞穴を覗いたりすることになるが、そんな所に敵がいるものか、とすべて見通しているように話したという。
 今度のオリンピックも同じである。おそらくニック・ロックフェラーが起草したと思われる「イルミナティと300人委員会の21項目の目標」と称するものがあり、これはイルミナティが悪逆の限りを尽くして、世界人口を今の何分の一かに減らすという臆面もない将来計画である。項目11に、「このような危機を次から次へとつくり出し、あらゆる人々が自分で自分のあり方を決定できなくなり、これらの危機に対処しきれなくなるようにする」とある。これによく似た表現が、ロックフェラー財団の公表しているScenarios for the Future of Technology and International Developmentにもあり、そこには「大規模な破局的出来事が、これほど息つく暇もないほど起こる世界に対して、誰も心の準備をしていなかった」とあり、続いて「2010から2020までは〈運命の10年〉と名付けられたが、それには十分な理由がある。13,000人を殺した2012オリンピックの爆撃は…」と、ロンドン・テロがすでに起こったことのように過去形で書かれている。私はこれにかなり前から気付いていた(詳しくは創造デザイン学会HPを参照)。ロンドン・オリンピックは「息つく暇もなく起こる」予定の、世界的カタストロフィの一つであるらしい。
 彼らの謎かけ遊びのようなテロ「予告」は、これにとどまらない。「100,000 to die at the London Olympics」といった動画サイト(和訳字幕付きがあったと思う)を見てもらえれば、いかに彼らがあらゆる機会をとらえて、楽しんで大量虐殺テロをほのめかしているかがわかる。Georgia Guidestonesという項目を検索してみればわかるが、彼らイルミナティの最終目標は世界人口を5億に減らすことだと、8カ国語で石に刻まれて宣言されている。多くの警告者が言うように、彼らにとって我々は「奴隷」であり「家畜」であって、良心の呵責というものは存在しないことを忘れてはならない。
 このオリンピックが実質的にイルミナティ主催であることは、あの気味の悪い一つ目のマスコットのお披露目動画を見ればわかる。なぜ一つ目か。ここに使われているのは明らかに東洋人の子供であり、彼らはハイル・ヒトラーの仕草をさせられ、マスコットと手をつないで歩く地面は、市松模様になっている。これはなぜそうなのかご自分で調べていただきたい。難しい謎解きではない。メイン会場の照明塔がなぜピラミッドの形なのかも。一方、解説をしてもらわないとわからない謎もある。毎日、新聞に出るあのロゴ・マークも謎であり、隠された意味があることは確かである(組み替えてZIONともNAZIとも読めると指摘する人たちがいる)。何にせよ、スポーツの祭典に隠し事が多いなどということは、それだけで失格と言わねばならない。
 イルミナティとその配下は、なぜこの時期に、こんなに露骨に、追い詰められた猛獣のような挙動に出るのだろうか。その背後にある理由を突き止めなければ、何も解決しないと私は思っている。これは来るべき集団アセンション(進化、次元上昇、地球の振動数=Schumann Resonance上昇)に関係するだろう。中丸薫さんが言っているように、「彼らは息苦しくなっている」と考えるべきである。「この世の君」の生きられる時代が終わりを迎えつつあるということだ。
 しかし私は、Benjamin Fulford氏が息巻くように(動画サイト)、ロスチャイルドやロックフェラーに向かって「お前たちの死は近づいた、我々はお前たちに宣戦布告する」と言うのは一面的だと思う。なぜなら「彼ら」が死に「我々」が生き残る、「彼ら」が悪で「我々」が善、という図式で捉えることはできないからである。「我々」の一部(かなり多く)も死ななければならない。少なくとも我々の「内なる」一部が死ななければならない、と私はこの「終末」を理解している。

 
 

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