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オクラホマ州議会が圧倒的な差で「学問の自由」法案を可決

John West
March 15, 2012

科学上の異論についての論争での、学問の自由を擁護するものして、このほどオクラホマ州議会は「科学教育と学問の自由法案」を、56対12票の圧倒的な差をもって可決した。この措置は同州上院による検討を待つのみとなった。

同法案によれば、その擁護が必要とされるのは、「生物進化、化学的生命起源、地球温暖化、人間クローンといった、(それらに限らない)いくつかの問題について、教師がどのように情報を与えたらよいのか、確信が持てない場合があるから」である。

この法案は、教師・学生双方の権利を保証するものである。教師については、「教師は、学生が客観的なやり方で、教えられている授業に関係する、存在する科学理論の科学的長所と科学的短所を、理解し、分析し、批判し、見直すように仕向けることが許される」と述べている。学生については、学生は「授業の教材の理解に基づいて評価することできるが、いかなる公立の学校や施設の学生も、彼らが科学理論の特定の立場を支持したからと言って、どんな処罰を受けることもあってはならない」と規定している。

反対するダーウィン・ロビーの間違った主張とは逆に、この法案は、科学授業で宗教を推進することは許していない。実際、それは明瞭に次のように述べている――

「科学教育と学問の自由法」の規定は、科学的情報を教えることを保護するだけであって、いかなる意味でも、宗教的あるいは非宗教的教義を推進したり、特定の宗教信仰あるいは無信仰への差別を推進したり、宗教あるいは無宗教への差別を推進するものではない。この法案の規定の意図するところは、教師も学生も共に自由に客観的に、科学の事実や観察事実を論ずることができる環境を作り出すことである。

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