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ドーキンズ論戦を拒否、「地上最大のショー」(彼の新著の題) としての進化を弁護せず

Anika Smith
October 6, 2009

ダーウィン進化論の主導的代弁者であり「新無神論」の唱道者リチャード・ドーキンズが、IDのすぐれた主導者であり、広く認められたSignature in the Cellの著者スティーヴン・マイヤーとの論戦を拒否した。

「ドーキンズは、生物のデザインと見えるものは錯覚だと主張し、IDの論点を論破したと主張している」と、英ケンブリッジ大学から科学哲学の博士号を取得したマイヤー博士は言う。

「しかしドーキンズはIDの鍵となる証拠に立ち向かうことを一貫して避け、その主導的な提唱者たちと討論しようとしない」と彼は付言する。「ドーキンズは生命世界にデザインの証拠はないと言うが、にもかかわらず、彼自身も他の誰も、最初の生きた細胞の起源について進化論的な説明はもっていない、とも認めている。我々は現在、生命の最も単純なものでも、ディジタル・コード、組織を作り出す複雑な情報、その他ナノテクノロジーの絶妙な形態に満ち満ちていることを知っている。」

『細胞の中の署名』でマイヤー博士は、DNAに書き込まれたディジタル・コードはデザインする知性の存在を強力に指し示すもので、それはダーウィンが取り組まなかった「そもそも最初の生命はいかにして始まったか」という謎を解く手掛かりになることを論証している。

『細胞の中の署名』は、出版社HarperOneによれば第3刷に入ったところで、世界各国の科学者たちから賛同を得ている――主導的な英遺伝学者Norman Nevin博士、元英王室科学学校視学官Alastair Noble博士、米国科学アカデミー会員Philip Skell博士など。

マイヤー博士は、この秋二人の講演旅行日程がシアトルとニューヨークでうまく重なるのを知ってドーキンズに論戦を持ちかけた。ドーキンズは広報係を通 じてこれを断り、「創造論者」とは討論する気はないと言ってきた。

「ドーキンズの応答は不誠実だ」とマイヤーは語った、「創造論者とは地球の年齢を1万年だとし、生命起源についての見解の根拠として聖書を用いる人のことだ。私は地球の年齢が1万年だとは思わないし、私のインテリジェント・デザインの主張は科学的根拠に基づくものだ。」

彼がその「科学と文化センター」部門を統率するディスカヴァリー研究所によれば、この論戦の呼びかけは、互いに双方の都合がよいときに、いつでも、どこでも応ずるという長期的なものである。

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