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広がりを見せる「学問の自由」法制化

By: Discovery Staff
Discovery Institute
April 30, 2008

5つの州(ミシガン、フロリダ、ルイジアナ、アラバマ、ミズーリ)が現在のところ、進化論の科学的長所と短所をともに教えようとする教師を保護するための、学問の自由の法制化を考えている。同じ法制化の導入が、他の数州の立法府でも考慮中であり、この運動の国家的な広がりを示している。

「この論争では、論点が間違って一般 に伝えらることがしばしばです。だから我々の目指すのは、これは科学の問題であり、将来の最上の科学者を、州や国家のために育成する手助けをすることだということを、十分に、率直に説明することです」と、ミシガン州の学問の自由法制化発起人であるJohn Moolenaar議員は語った。「そしてその大きな部分をなすのは、彼らが科学理論を探究したり批判的に吟味したりする学問の自由を、持つことができるようにすることです。」

法案の多くがすでに、ディスカヴァリー研究所の提案した見本を参考にして作られている。その成文モデルの一部はwww.academicfreedompetition.com に掲載されている。

「多くの州で、公立学校の教師、学生、そして大学の教授でさえ、ダーウィン進化論への科学的批判を試みようとした者は、恫喝や報復を受けています」と、ディスカヴァリー研究所「科学と文化センター」の研究科学者で、カリフォルニア大学バークレー校の博士号をもつ生物学者ジョナサン・ウエルズは語った。「税金からの援助を受けている教育機関において、教師や学生が、ダーウィン進化論に有利または不利な証拠や科学的議論を、自由に話し合う権利をもつように、政府が保証するのは全く当然のことです。」

ごく最近の新しい進展として次のようなものがある――

● 火曜日、学問の自由法案がミシガン州で上程され、現在、法制化を考慮している州の数は5つになった。
● 月曜日、ルイジアナ州上院が35対0で学問の自由法案を通 過させた。
● 同じく月曜日、フロリダ州下院が71対43で、ダーウィン進化論への科学的批判を、授業に取り入れることを要求する法案を通 過させた。フロリダ州上院はすでに、そのようにする教師の権限を保護する学問の自由法案を通 過させており、二つの議院はいま、今年の州議会会期中に、この二つの法案を折り合わせなければならない。
● 先週、学問の自由法案がアラバマ州で上程された。
● きょう、ミズーリ州の学問の自由法案についての立法公聴会が開かれる。

最近、学問の自由に焦点をあてた映画『追放――インテリジェンスは許さない』(Expelled: No Intelligence Allowed)が、ダーウィン進化論を疑う教育者や科学者への攻撃についての、一般 の意識を高めている。この映画の私的な試写会が始まったときから、そして今月に入って全米の劇場での公開以来、ダーウィニズムにとって有利不利、両方の科学的証拠を教えたいと思う教師を保護するための、学問の自由条例を支持する世論が高まりつつある。

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