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サウスカロライナ、進化論批判条項を採択

Staff
Discovery Institute
June 12, 2006

サウスカロライナ州コロンビア発――何ヶ月にも及ぶ討論のすえ、きょう、サウスカロライナ教育監督委員会は満場一致で、なぜ「科学者たちは進化論の諸相の吟味と批判的な分析をし続けているのか」を学生に理解させることを要求する高校生物基準を裁可した。サウスカロライナ州教育委員会は、先月この基準を満場一致で採択し、教育監督委員会(EOC)に上申して承認を求めていた。サウスカロライナの新しい進化論教育基準は、インテリジェント・デザイン理論を教えることを要求するものではない。

新しく承認された生物基準は、「科学者たちが、いかにさまざまな資料からのデータを用いて進化論の諸相を吟味し、批判的な分析を行っているかを要約して述べよ」という課題を学生に課する。これは「学生は生物進化と生命の多様性についての理解を示すことができる」ものとする全体的な生物学習基準の中に組み込まれる。

「この勝利は、進化論の科学的批判を含む、関連する幅広い科学的証拠をしっかり学生に学ばせることによって、科学教育の質の向上へと向かう重要な里程標をなすものだ」と、ディスカヴァリー・インスティテュート、科学文化センターの弁護士で社会対策アナリストのCasey Luskinは語る。「サウスカロライナは現在、学生に進化論の科学的批判を学ぶことを要求する5番目の州となった。この方針は、今日の生物教科書の大多数がおおむねダーウィニズムへの科学的挑戦を無視している問題に改革の一石を投ずるものです。」

サウスカロライナ州選出の上院議員で教育監督委員会委員のMike Fairと、サウスカロライナ教育委員会委員のTerrye Campsen Seckingerは、この新しい高校生物基準の承認を賞賛する共同声明を発表して、次のように述べている――「この基準を満たすには、必ず進化科学に向けられた批判的分析の意味を討論しなければならなくなる。これは我々の2000年に設けられた基準に加えられた大きな改良である。学生たちは今や、進化論について全面 的に学ぶ機会をもつことになる。このことは学生たちが、進化論を支持するかもしれない証拠にだけ議論を限定するのでなく、そのすべての側面 を十分に議論する機会をもつであろうことを意味する。」

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