警察国家とか奴隷化政策とか言われ、現在、不気味で恐ろしい様相を見せているアメリカの中核部に何があるのか――これを的確に教えてくれる英語の資料を3つ選んで翻訳し掲載することにした。信じられないと思う人が多いと思うが、ご一読、またインターネット上の情報をご自身で検索の上、ご判断願いたい。

(2012.06.16)



イルミナティと300人委員会の21項目の目標

By: Dr. John Coleman
From: Conspirators’Hierarchy: The Story of the Committee of 300

1.統一された教会と金融システムを支配下に置き、一つの世界政府/新世界秩序(New World Order)を築くこと。「一つの世界政府」は1920年代と30年代にその教会を設立し始めたが、その理由は、人間に内在する宗教的信仰への要求ははけ口を必要とし、したがって、その信仰を、彼らが望む方向へ導く一つの「教会」団体が必要だと認識したからである。

2.すべての国家的アイデンティティと国家的プライドを完全に破壊すること。これはもし「一つの世界国家」概念が機能するとすれば、真っ先に考えなければならないことである。

3.宗教、特にキリスト教の破壊を工作し実現すること。ただし上記の自分たち自身の創った宗教は除く。

4.マインドコントロールと、Zbignew Brezezinskiが「テクノトロニクス」technotronicsと呼ぶものによって、一人ひとり全部の人間をコントロールする能力を開発すること。これは、Felix Dzerzinskiの「赤い恐怖」を幼稚と思わせるほどの、人間ロボットと恐怖のシステムを創りだすことである。

5.いわゆる「ポスト産業ゼロ成長社会」を達成して、すべての産業化と核による電力生産に終わりをもたらすこと。ただしコンピューターとサービス産業は例外とする。残っているアメリカの産業は、十分な奴隷労働が得られるメキシコのような国に輸出されることになる。1993年に見たように、これは北アメリカ自由貿易協定(NAFTA)の成立によって事実となっている。産業破壊の余波としてのアメリカの雇用不能者たちは、アヘン・ヘロイン及びもしくはコカイン常用者となるか、あるいは我々が今日Global 2000と呼んでいる「剰余人工」削減プロセスの統計予定者になるであろう。

6.ドラッグの使用を奨励し、ポルノを一つの「芸術形式」とすることを、究極的に合法化すること。これは広く受け入れられ、結局はまったく当たり前になるだろう。

7.ポル・ポト体制がカンボディアで実行したような、トライアル・ラン(やらせてみる方法)にならって、大都市の人口削減をもたらすこと。ポル・ポトのジェノサイド(大量虐殺)計画がアメリカでも、ローマクラブの研究財団の一つによって起草され、国防省の高官であるThomas Endersがこれを黙認しているのは注目すべき興味あることだ。もう一つ興味あるのは、この委員会が現在、カンボディアの殺し屋たちを復権させようとしていることである。

8.イルミナティが有用と考えるものを除いて、すべての科学的発達を抑圧すること。特に目標とするのは平和目的の核エネルギーである。特別憎まれるのは、現在イルミナティとそのマスメディアのジャッカルたちによって軽蔑嘲笑されているフュージョン実験である。「フュージョン・トーチ」(すべての廃棄物を利用可能にする技術)が発達することは、イルミナティの「限られた天然資源」という概念を吹き飛ばしてしまうものだ。フュージョン・トーチは、正しく用いられるならば、最もありふれた物質からでも、無制限の、いまだ手をつけていない天然資源をつくり出せる。フュージョン・トーチの使い道は莫大で、いまだ一般人にはほんのわずかにでも理解されていない方法によって、人類を利することになるだろう。

9.先進国では限定戦争によって、第三世界諸国では飢餓と病気によって、2050年までに30億人のいわゆる「徒食者」(useless eaters)が死ぬようにすること。300人(イルミナティ)委員会は、Cyrus Vanceに委嘱して、このようなジェノサイドをどのように実現するかについて論文を作成した。この論文は「グローバル2000レポート」というタイトルで提出され、合衆国政府のために、またその代表として、前大統領ジェームズ・アール(ジミー)・カーターと当時の国防長官Edwin Muskieによって受理され認可され議決された。「グローバル2000レポート」の条件のもとで、アメリカの人口は2050年までに、1億人が削減されることになる。

10.国民の道徳的気骨を弱体化し、大量失業をつくり出して労働階級の労働者達を堕落させること。ローマクラブによって導入されたポスト産業ゼロ成長政策によって雇用が減少していくにつれて、堕落し意欲を失くした労働者たちはアルコールと麻薬に依存するようになる、とこの報告は予想している。この国の若者たちはロック音楽や麻薬によって現体制に反逆するように、そしてそこから家族単位を覆し、最終的に破壊するように奨励されるだろう。この観点から委員会は、Tavistock研究所*に委嘱して、これがどうしたら達成できるかの青写真を作成した。タヴィストックはスタンフォード・リサーチ研究所に対し、Willis Harmon 教授の指導のもとでこの仕事を引き受けるように指令した。この研究は後にAquarian Conspiracy(水がめ座陰謀)と呼ばれるようになった。
*Tavistick Institute of Human Relations: 社会科学をさまざまな現代の問題に適用する非営利組織、慈善事業として1947年に正式に設けられた(同研究所サイトより)。

11. このような危機を次から次へとつくり出すことによって、あらゆる所に住む人々が自分自身の運命を決定し、これらの危機に「対処」しきれなくなるようにすること。これによって人々は混乱し意気消沈し、遂にはあまりにも多くの選択肢に直面して、大きな規模での無感動(麻痺)状態が生ずるだろう。アメリカの場合は、危機管理局がすでに設けられている[今大活躍のFEMA=Federal Emergency Management Agencyのこと]。これは1980年に私が初めて加入させたものだ。

12.新しいカルト(熱狂的集団)を導入し、すでに機能しているものを応援し続けること。例えば「ローリング・ストーン」のようなロック音楽やくざ(これはヨーロッパの黒人貴族に持てはやされている)や、「ビートルズ」とともに始まったタヴィストックの手になるロックグループのすべて。

13.英国東インド会社社員のDarbyが始めたキリスト教根本主義カルトを育てつづけること。これは「神の選民」神話を通じてユダヤ人と同一視されることによって、シオニスト・イスラエル国家を強化するのに誤用される。また人々は、これをキリスト教伸長の宗教的大義と間違って信じて、莫大な金を寄付してくれる。

14.ムスリム結社、ムスリム根本主義者、シーク教徒のような宗教的カルトの拡大を押し進め、Jim Jonesや「サムの息子」タイプのマインドコントロール実験を行うこと。故ホメイニが、イギリス陸軍諜報部Div.6, MI6の創った人物だったことは注目に値する。この細かい仕事が元になって、アメリカ政府がホメイニを権力の座につける段取りへと発展した。

15.すべての現存する宗教、なかでも特にキリスト教を転覆させるために、「宗教の解放」という観念を世界中に輸出すること。これは「イエズス会解放神学」から始まり、ニカラグアのソモザ・ファミリー規制を終わらせ、現在「内戦」に入って25年になるエル・サルバドルを破壊しつつある。コスタリカやホンジュラスも、解放神学に刺激されて革命活動に巻き込まれている。(以下、数行略)

16.世界の経済圏を全面的に崩壊させ、全面的な政治的混乱を起こさせること。

17.アメリカのすべての対外的・国内的政策の統制権を手にすること。

18.国連、国際通貨基金(IMF)、国際決済銀行、国際司法裁判所といった超国家機関に十全の支援を与え、可能な限り、局在的な機関を徐々に撤去するか、国連の傘下に取り込むことによって、効力を失わせること。

19.すべての政府に侵入してこれを転覆し、内部からの働きで、それらが担っている諸国家の主権的純粋性を破壊すること。

20. 世界中にテロリスト機関を設置し、テロ活動が起こるたびにテロリストたちと交渉すること。かつてBettino Craxiという男が、イタリアと米国の政府を説得し、モロ首相とドジエル将軍を誘拐した「赤い旅団」と交渉したことを記憶にとどめておくべきである。(以下、数行略)

21.アメリカでの教育の統制権を、これを完全に根こそぎ破壊するという意図と目的をもって、手中にすること。1993年までに、この方針の十分な効力が明らかになりつつあり、小学校と中学校が「結果主義教育」(Outcome Based Education,OBE)を始めるなら、さらに破壊的になっていくだろう。

―――――――――――――――――――
[注] 項目11で「私」と言っているのは(2001.9.11に何かが起こると映画監督Aaron Russo―故人―に得意げに予言したと言われる)Nicholas Rockefellerと推測される。これと同じ内容の、しかし不思議な文章が別のところに見られる:――

2010年、ロックフェラー財団は“Scenarios for the Future of Technology and International Development”というタイトルの報告書を提出している――

「大規模な破局的出来事が、これほど息つく暇もない頻度で起こる世界に対して、誰も心の準備をしていなかった。2010から2020までは「運命の10年」と名付けられたが、それには十分な理由がある。13,000人を殺した2012オリンピックの爆撃は・・・(p.34)」
――Revelation 9:11 How the Illuminati Have Used Numerology in Creating World History

ここで引用者(Eric Rainbowlt)は引用をやめている。過去形で書いた最後の文章は何を意味するか? ロックフェラー財団のこの報告書を検索してみると、確かにこの通り過去形になっている。大胆不敵なイルミナティの予告か、頭の中にシナリオがあるために起こった不注意か? そう思ってこのロックフェラー報告“Senarios”のこの箇所を読むと、次のように、全体が数十年後に振り返ったフィクションの形で書かれていることが分かるが、それにしてもロンドン・オリンピックでのテロを予告する(匂わせる)イルミナティの、危機を煽り、恐怖を植え付け、力を誇示する一つの例であることは間違いない(特に“100,000 to die at the London Olympics?”というサイトを参照)――

9.11事件、2004年の「東南アジア津波」、またハイチ地震のような大規模災害のショックは、確かに世界の突然の災害の呼び水となるものだった。しかし大規模の破局的出来事が、これほど息つく暇もない頻度で起こる世界に対して、誰も心の準備をしていなかった。2010から2020までは「運命の10年」と名付けられたが、それには十分な理由がある。13,000人を殺した2012年オリンピックの爆撃につづいて、すぐさま40,000人の死者を出したインドネシアの地震、ニカラグアをほとんど消し去った津波が起こり、気候変動と関連する千年に一度の干ばつによる「中国西部飢饉」が始まった。(p.34)

これに関連してDavid Rockefeller(Nicholasの父)の次のような発言もある――

「我々は地球的な大変革の瀬戸際にいる。我々が必要とするのは、ただ正しい種類の大きな危機だけである。それがあれば諸国家は「新世界秩序」(New World Order, NOW)を受け入れるだろう。」

 


 

Illuminati News: Rockefeller Admitted Elite Goal of Microchipped Population

ロックフェラー、マイクロチップによる人類支配計画を認める

Paul Joseph Watson
January 29, 2007

ハリウッドの映画監督、特にドキュメンタリー制作で知られるアーロン・ルッソ(Aaron Russo)が、ニック・ロックフェラー(Nick Rockefeller)の驚くべき打ち明け話について、思いきって詳しい内容を語った。ロックフェラーが密かに語ったのは、支配層の究極の目標は人民にマイクロチップを埋め込むことだということ、テロへの戦争は悪ふざけだということ、そして特筆すべきは、ロックフェラーが9.11の11カ月前に、ある「出来事」を予言し、これがイラクやアフガニスタン侵攻の引き金になると語ったことだった。

ロックフェラーはまたルッソに、彼の家族の基金によってウーマン・リブ運動が始まり、活動費もそこから出ているのだが、これは家族制度をぶち壊すのが目的であり、人口削減がグローバル・エリート(支配層)の基本的な目標だとも語った。

ルッソは、エディ・マーフィ主演の“Trading Places”でよく知られているが、最近、“America: From Freedom to Fascism”という、営利的な連邦準備銀行制度の犯罪的なやり方を暴露したドキュメンタリーで脚光を浴びた。

現在ガンとの闘いで治療中だが、ルッソは、ラジオ司会者で同じドキュメンタリー映画制作者Alex Jonesとの対談に応じた。ここでルッソは、世界が地球支配者たちによってどちらの方向に動かされているかについてロックフェラーが語ったことを、次々に爆弾談話的にバラしていった。

このインタービューの14分の内容は下に見ることができる。[注:動画は検閲され消されているが、日本語字幕付きのものがある]

彼の人気のあったビデオ“Mad As Hell”が公表され、ネヴァダ州知事候補として運動を始めて以来、ルッソはロックフェラーに注目されるようになり、ある女性弁護士を介して出会った。ロックフェラーはルッソの世の中を変えていく力量に注目し、彼をエリート仲間に引き入れる密かな使命をもって近づいたのだった。

あるときの会話でロックフェラーは、ルッソに「外交問題委員会」(CFR)に加わる興味はないかと尋ねたが、彼は申し出を断って、自分は「人々を奴隷にする」ことに興味はないと言った。これに対しロックフェラーは冷ややかに、なぜ「奴隷ども(serfs)」に気を使うのかと問うた。

「私はよく彼に言ったよ、いったいそれにどんな意味があるのだとね」とルッソは述べている、「あなたは欲しいだけの金をもっているし、欲しいだけの権力ももっている。どういうことなのだ、何が目的なのだ?」これに対しロックフェラーは(要旨)こう答えた、「目的はあらゆる人間にチップを埋め込むことだ、社会全体をコントロールすることだ、銀行家やエリート層に世界をコントロールさせることだ」と。

ロックフェラーは、もしルッソが支配層に加わるなら、彼のチップは特別に扱われ、官憲による不当な検査は避けられることになろうとさえ保証した。

ルッソは語っている、「9.11が起こる11カ月前にロックフェラーはこう言った――ある出来事が起こることになるが、その出来事から我々は、カスピ海にパイプラインを引くためにアフガニスタンを侵略し、また油田を奪って中東に基地を設置するためにイラクを侵略することになるだろう、そしてベネズエラのチャベスを追っていくことになるだろう、と。」

またロックフェラーはルッソに言った――あなたは兵士たちがアフガニスタンやパキスタンで、オサマ・ビン・ラディンを見つけようと洞穴を覗いている姿を見ることになる、そして「敵など現実に存在せず、すべてが巨大な悪ふざけであるような場所で、テロに対する終わりのない戦争」が起こり、これによって「政府はアメリカ人民を連行することができる」と。ルッソによれば、ロックフェラーは冷笑するように、冗談のように、この驚くべき予言を語った。

また後の会話で、ロックフェラーはルッソに、ウーマン・リブとは何だと思うかと訊ねた。ルッソが、それは女性が同じ選挙権を得たように、男性と同じように働いて同じ給料をもらう権利をいうものだと答えると、ルッソは大笑いしてこう返答した、「君は馬鹿だなあ! あれがどういうものなのか教えてやろうか。あれは我々ロックフェラー家が資金を出しているのだ。我々がウーマン・リブの出資者だ。新聞やテレビジョンのすべてを持っているのは我々、ロックフェラー財団だよ。」

ロックフェラーは、なぜエリート(支配層)がウーマン・リブ運動の財政支援をしているかを語った。一つ、ウーマン・リブ以前には銀行家は人口の半分に税を課することができなかった。二つ、これによって子供たちはより低い年齢で学校へ行くことになり、それが家庭の本来のあり方だという観念を彼らに植え付けることができ、伝統的な家庭のモデルを破壊することができるのだ。

この暴露によって、フェミニスト先覚者のGloria Steinemのために「ミセス・マガジン」を、CIAが、同じ伝統的家庭モデルの破壊という計画の一端として、財政支援したという以前の話と辻褄が合うことになる。

ロックフェラーは、「人民はエリートによって支配されねばならない」、そしてその力の道具の一つは人口削減であり、「世の中は人間が多すぎる」のだから、世界の人口は少なくとも半分に減らさなければならない、としばしば熱心に強調している。

ロックフェラーとルッソとの会話によれば、支配層がどうすることもできない厄介な問題の一つは、イスラエル・パレスチナ紛争で、これがある段階では、イスラエル市民にひとり頭百万ドルを与えて、アリゾナ州にそっくり移住させるといった奇想天外な話になっている。

 


 

The Hidden Evil Article: Was Aaron Russo Murdered?

隠された悪:アーロン・ルッソは殺されたのか?

www.The Hidden Evil.com

映画製作者でロック音楽プロモーターのAaron Russoが、膀胱癌のため2007年8月24日に64歳で亡くなった。アーロンは、Janis Joplinのようなミュージシャン、The Who, The Grateful Dead, Jefferson Airmanのようなバンドのプロモーターとして成功した。彼はまた、The Rose, Trading Placesなどの映画、それに“America: Freedom to Fascism”のようなドキュメンタリーの傑作で知られる。彼を知る人々は、彼のことを精力的で情熱的、何をやらせても才能のある人物と評する。

アーロンの生涯が短く終わったのには、さまざまな理由があるかもしれない。例えば、彼の家系に長いガンの経歴があるのかもしれない。あるいは自分自身のせいで、何らかのガンを起こさせるような会社と縁を結んだのかもしれない。私は彼の家系のことも他の可能性ある要因も知らないから、この記事は幾分推測によるものである。それに2007年8月29日のAlex Jones番組のインタービューで、アーロンの女友達であるHeidi Greggが、彼の死はエネルギー差し向け兵器によるものと思うかという質問に対し、「ノー」と答えている。彼女はアーロンの死は彼のライフスタイルから来たものだと言った。

しかし2007年10月23日、トークショー司会者のアレックス・ジョーンズは、アーロンが密かに彼に、自分はずっと脅迫されていたから、彼のガンは攻撃によるものと思うと語った、と明言した。もしそれがエネルギー兵器によるものとしたら、いくつかの疑問が残る。例えば、もし攻撃されていると彼が考えていたのだとしたら、なぜそれを公的に明らかにしなかったのか? 彼は自分のサイトにそれに関する情報を載せることもできただろう。こうした疑問について確たる答えを私はもたない。が、彼はこの現象を研究したが、それを止める法的な方法がないと悟った可能性はある。状況を考えて、彼の友人や家族にどうしようもない事柄で重荷を負わせない方がよいと判断した、という可能性は十分にある。これも推測にすぎない。

そこで推測を続けることにする。2007年1月29日のアレックス・ジョーンズとのインタービューで、アーロンは、彼の弁護士の友人が、ロックフェラー家の一人で彼に会いたがっている人がいる旨を彼に告げたと言っている。その人は彼のビデオ“Mad as Hell”を見、彼がネヴァダ州知事に立候補していることを知って、会う気になったのだという。この興味をもった人物とはニック・ロックフェラーだった。「彼に会ってみて好きになった」とアーロンは語っている、「彼は恐ろしく頭のいい男だ。」アーロンによれば、彼らは1年間にわたり友人だった。ロックフェラーは彼の自宅を訪問して食事をし、考えていることを話し合った。この期間中にいろんな仕事の機会が彼にオファーされた。

「ニックと私は多くの事を論じあった」とアーロンは言っている、「議論の一つは世界の人口を減らす話だった。ある意味で私は同意した。確かに世界には人間が多すぎる。しかし私は、誰が死んで誰が生きるべきかを決めることのできる人間がいるとは思えないと言った。ところが彼ら(CFRの連中)は、本気で世界の人口を半分に減らしたがっているのだ。」

アーロンは証言している、「9.11の起こる11カ月前に、何かが起こることになると言ったのは彼だよ(何が起こるかは言わなかったけれどね)。でも何か事件が起こって、その事件がきっかけで我々のアフガニスタン侵攻が始まり、それから、油田を奪って中東に基地を築くためにイラクを侵略することになるのだ、と。ベネズエラのような他の国々へもきっと侵攻するだろう、と。」

「私は覚えているが、彼は我々が、アフガニスタンやパキスタンの洞穴を兵士たちが人を探して覗きこんでいるのを見ることになる、と言ったよ。オサマ・ビン・ラディンのようなね」とアーロンは証言している。「それからテロに対する戦争が始まるが、そこには本物のはっきりした敵はいない」と彼は言った。アーロンの説明では、このテロに対する戦争は本当のはっきりした敵はいないのだから、それはいつまでも続くということである。これは一般大衆を怖がらせて服従させるために行われることで、「新世界秩序」をもたらすための戦略の一つなのだ。

アーロンにオファーのあった事業機会の一つに、「外交問題委員会」(CFR)への参加の招請があった。「私ははっきりリクルートされていたのだ」とアーロンは言った。明らかにアーロンはCFR内部中核の真の意図をよく知っていた。それでこう答えた、「ニック、私はあなたが好きだがいくら好きだといっても、あなたの道と私の道は違う。我々は垣根の反対側にいるのだ。私は人々を奴隷にするのはごめんだよ。」アーロンによれば、ロックフェラーはこう答えた、「そんな連中などどうでもいいではないか? 君にどんな関わりがあるというのだ?…彼らは奴隷(serfs)にすぎないのだ。」アーロンはこの時のニックの人柄を「冷酷」と評している。

この人物評の続きとしてアーロンは語っている。「私は彼によく言ったよ、こうしたことにどんな意味があるのだとね。あなたは自分の必要とする金はすべてもっている、自分の必要な権力もすべてもっている。いったい何が問題なんだ?」すると彼は答えた、「目標は、すべての人間にチップを埋め込むことだ、社会全体をコントロールするためにね。…銀行家やエリート階級に世界をコントロールさせることだ。」「外交関係委員会(CFR)の人たちはみんなあなたのように考えているのかね?」彼は言った、「いや、いや、いや、彼らのほとんどは自分が正しいことをしていると考えているよ。」この時点あたりでアーロンは、この友人の精神病的特徴が明らかに見え始めたように思われる。

「彼は私に、彼らがやっていることの一部になってほしいようだった。そしてCFRのメンバーになってほしいようだった。それで(私に)いろんな事業機会を提供してくれたのだ。」ロックフェラーは、アーロンの政治活動をやめさせ、自分たちの仲間に引き入れようとしていたのだ、とアーロンは述べている。「彼らは私に自分たちの側に加わってほしいと思っていたのだ。それは、私がものを動かし、ゆさぶる力をもっていると彼らが考えたためだ。それで私を敵に廻すより、自分たちについてほしかったのだろう。…(しかし)私はその手には乗らなかった。」

そこでアーロンは、CFRへの非公式な招待と彼が呼ぶものを断り、彼の政治的信念を捨てない決心をした。実は彼は「連邦準備銀行」の調査を開始し、おそらく歴史上最も重要なドキュメンタリー作品の制作にあたり始めた。それは「アメリカ:自由からファッシズムへ」という作品で、その中で彼は、CFRやロックフェラー家や他の金融界のエリートたちの不気味な陰謀を暴露することによって、巨獣の頭に狙いを定めたのだった。

アーロンのサイトのこの映画の説明はこうなっている――「左翼でも右翼でもないこの映画は、政府に対する驚愕すべき調査である。それは、1913年に連邦準備銀行制度が詐欺的に作られて以来、アメリカで進行している市民的自由のシステマティックな崩壊を暴露するものである。米連邦議会議員、前IRSコミッショナー、前IRSおよびFBI局員、税理士や著作家などとのインタービューを通じて、アーロンは、通貨製造、連邦所得税、2008年5月に法制化される国民IDカードなどの間をつなぐ関連性を究明していく。」

この説明はさらに続く――「このIDカードは、人を尾行するのに使われる、本質的に帰巣装置であるRadio Frequency Identification (RFID)を用いるだろう。この映画は、きわめて詳細にかつ否定できない事実を用いて、アメリカがファッシスト警察国家へとまっしぐらに進んでいることを示すものだ。目覚めよ!」この説明に私が付け加えるとすれば、おそらくほとんどの「新世界秩序」を研究した人々が、このIDカードは、総マイクロチップ人口への最後のステップだということを知っているということだ。このチップはおそらく、すでに恐怖を抱いている大衆に、さまざまな方法で、うまく売りつけられることだろう。「問題―反応―解決」という定型が、まちがいなく、その一つになるであろう。

あなたが「9.11真相究明運動家」(9.11 Truther)だろうと、狙われている人物だろうと、あるいは真相究明運動一般の一部だろうと、連邦準備銀行を廃止する運動が、おそらく成し遂げるべき唯一の、最も決定的に重要な課題だということを知るべきである。アーロンは間違いなくこれを認識していた。忘れてならないのは、9.11真相隠蔽や「隠れた悪」のようなことが生ずるのは、ひたすら連邦議会と大統領が、抑制がきかない状態になっているからである。彼らは組合(団体)の操り人形なのだ。同じことがNATO諸国の他のリーダーにも当てはまる。紛れもなくこれは、民主国家の飾りをまとった地球規模のファッシスト=コミュニスト国家なのだ。

アーロンは連邦準備銀行を廃止する全国的運動を始めた。彼の人望と、付随する問題を乗りきって完成に至ろうとする情熱のゆえに、彼こそ巨大な支持を集めることができたであろう人物だった。金融界のエリートたちは彼の力量をよく知っていた。だからこそ何よりまず彼を引き込もうとしたのだ。彼らは明らかに、彼が彼らの支配に対して重大な脅威になることを知っていた。彼らは彼が、潜在的に有効な計画をもっていることを知っていた。聡明で、独立心があり、売り込まない人物、これこそ彼らの最大の敵だ。私の意見では、彼こそまさしく彼らがターゲットとする種類の人間である。

幸いなことに、アーロンが残した遺産の一つに“Restore the Republic”(共和国を救え)というウェブサイトがある。これを経営している人たちは間違いなく、高度に例外的で有能な人々である。間違いなく、国(惑星)を解放しようとするこの本質的な運動は、継続されるだろう。このような現状があるとはいえ、ある個人がある活動に与える、ある種のエネルギーがある。たった一人の人間が文字通り、何百、何千、何百万という人々を動機づけることがあり得る。ときには単にその存在によって。社会がそのような人物に与えることのできる多くの呼び名がある。金融界のエリートは、そういう人物が存在し、いつ見つけたらよいかを知っている。そういう人物は自分たちに引き入れるか、それとも何らかの方法で殺さなければならない。

連邦準備銀行制度を廃止することを誓った一人の記憶すべき人物は、ジョン・F・ケネディ大統領であった。1963年6月4日、彼は「執行命令11110」に署名し、これは法的にそれを廃止するものだった。1963年11月22日、彼は暗殺された。不幸なことに今我々は、暗殺が静かに跡を残さず実行できる時代に入っている。この技術が存在することに疑いはない。こうした武器は壁を隔てて、遠距離から人々を殺すことができる。中でもとりわけ、こうした武器は、あたかも自然に起こった出来事のように死なせることによって、巧妙にこれを隠すことができる。Reinhardt Munzert博士はこれを「完全犯罪」と呼んでいる。アーロン・ルッソは暗殺されたのだろうか? 確実なことは我々にはわからないだろう。ただ、一つ確実なことは、金融界のエリートたちはその手段と動機をもち、そうするための機会があったということだ。

2012年問題参考資料INDEX